2020年04月03日
葬儀は故人のために執り行うと考えている人もいますが、実際には遺族のために執り行うことだと言われています。遺族が故人としっかりとお別れを行うことができる、現実を見るということができるような区切りとなってくる儀式です。
宗教的な意味合いもあるので、必ずしもこうでなければいけないということはありません。仏教式で執り行うのであれば、読経は欠かすことができません。読経は故人が迷わずに旅立つことができるようにするため、道しるべとなってくれるものだと言われています。
ですから、仏教式で執り行うのであれば寺院に依頼をしなければいけません。昔は菩提寺を持っていることが当たり前でしたが、最近では菩提寺を持たない家庭も増えてきています。その場合、葬儀会社に相談をすることによって、寺院を紹介してくれますし、読経をどうすればいいのか分からないと悩んでしまうこともありません。
葬式に慣れている人はいません。ですから分からないことがあって当然です。日本は仏教式で執り行う家庭が多いというだけであって、キリスト教式でも神道でも故人や遺族が希望をするスタイルで見送ることは可能です。葬儀会社に相談をすればどんな宗教でも対応をしてくれます。