2017年02月16日
通夜・葬儀・告別式をする際には多額の費用が必要になります。いざとなったときに慌てないように、費用の内訳をひとつひとつ把握しておくことが大切です。通夜・葬儀・告別式をするときには、斎場を貸切って行うのが一般的です。斎場には遺族や親族、世話役、友人や知人、職場関係者など大勢集まります。そのため、会葬者が沢山来るほど、大きなホールが必要になります。基本的に大きさが広くなるほど、レンタル代も高くなります。小規模なホールなら一日10万円以下で借りれますが、社葬や団体葬になるとレンタル代だけで30万円以上かかります。なお、自前の斎場を所有している会社に依頼すれば、レンタル代が割安になるのでお得です。お通夜で必要なのが「通夜ぶるまい」の接待費です。
通夜ぶるまいとは、お通夜のあとに会葬者で軽く食事をすることです。食事はオードブルやお寿司など、軽くつまめるものにします。ビールなどのアルコール代も含めると、一般的に5万円~10万円ほどかかります。なお、通夜ぶるまいという習慣がない地域もあるので、そういう地域の場合は接待費が多少安くなります。葬儀や告別式の当日は、来てくれた一般会葬者全員へ渡す返礼品が必要です。これらも会葬者の人数が多いほど高くなります。返礼品はお茶、タオル、ハンカチなどの200円程度のものでOKです。軽くてかさばらないものにすることが大切です。また、香典返しが必要な場合もあります。香典返しはもともと初七日法要のあとに送る習慣がありました。
しかし、今は手間を省くために「即日返し」といって当日のうちにお返しをするのが一般的になっています。即日返しの場合は当日までに香典返しも用意しておく必要があります。香典返しは海苔、お茶、タオルなどが一般的です。通夜ぶるまいと同じように、地域によっては香典を送る習慣がない所もあるので、その場合は香典返しは不要です。さらに僧侶などの寺院関係に手渡しするお布施代やお車代も必要です。これらは地域によって差がありますが、だいたい10万円~20万円が相場です。また、僧侶が告別式のあとの精進落としに出席しなかった場合は、御膳料を1万円ほどプラスする必要があります。
● 参考
葬儀について解説する葬儀ディスカバリーオフィシャルWebサイト
sogi-discovery.org
>> オフィシャルサイト